こんにちは。検証の鬼・リリーです。
本日は、
お風呂の湯垢は重曹でキレイに退治できるのか?
というテーマで検証していきます。
「垢」というキーワードが主役なので、垢の画像を載せています。
汚れを見るのが苦手な方は、閲覧注意です。
さて、本題に入る前に
そもそも湯垢とは何ぞや?
お互いの解釈にズレがあると話が脱線してしまうので、実際の汚れを見ながら確認していきたいと思います。
湯垢とも水垢とも呼ばれる金属石けんの正体
一般的に湯垢や水垢と呼ばれている汚れには、
「金属石けん」
という種類の汚れがあります。
▼金属石けん

白いかたまりのような汚れが付着しているのが分かりますか?
これが、水に含まれるミネラルと石けんが反応して蓄積された「金属石けん」です。
水が蒸発して白く残ったこの金属石けんカスの汚れは、
なんとカビの大好物
放置しておくとカビが育つエサになってしまうので、なにより早めの対処が必要です。
金属石けんカスはアルカリ性の汚れなので、中和させるために酸性の「クエン酸」が有効です。

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▲実際に金属石けんを落とした記事はコチラ
皮脂汚れがついた湯垢の正体は酸性石けん
一方で、皮脂汚れがついた汚れに、
酸性石けん
という種類の汚れがあります。
▼酸性石けん

石けんと皮脂汚れが結合してできた汚れです。
画像のように黒っぽい色が特徴的で、ベッタリと汚れの膜が張られています。
酸性石けんは酸性汚れなので、アルカリ性の「重曹」が有効になります。
ただ、この椅子を掃除したときは重曹ではない道具を使用して汚れを落としました。

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今回は酸性石けん汚れに重曹を使って、本当に落ちるかどうか?を検証します。
酸性石けんの湯垢は本当に重曹でキレイになる?

この酸性石けんがベッタリと付いた床に、
水1:1重曹で作ったペースト状の液を付けて、10分ほど置きます。

▲汚れにペーストした重曹を付着させました
※重曹には研磨剤が入っているので、強くこすると傷がつく恐れがあります。

▲10分後、スポンジで洗い流した結果
キレイに落とすことが出来ました!
湯垢とよばれる汚れの種類や特徴に合わせた対処を行うことで、スムーズに汚れを落とす事ができるようになります。
お風呂の湯垢を予防するために
ここまで紹介した「金属石けん」と「酸性石けん」2つの汚れを予防するためには、
お風呂を使用するたび十分に石けんを洗い流す
この習慣が湯垢対策につながります。