とある晩秋の夜、仕事帰りに立ち寄ったセブンイレブンで冷凍食品の「レンジでフライドポテト」税込128円が目に入りました。

あらかじめ油で揚げてから冷凍されているので、調理は不要。
袋のままチンするだけで食べられるという、
縄文人が聞いたら目からウロコが落ちるほどイージーに空腹を満たすことができる食べものに遭遇したのです。
普段はめったに冷食を買いませんが、この日は1年に1〜2回あるかないかの疲れ具合い。
残りのHP(体力)が残り少ない状態でコンビニにかけ寄ると、お弁当もお惣菜もSOULT OUTでした。
そんな沈黙のなか、たまたま目に入ったフライドポテトが
「わたしで良ければ。」
と囁いてるような気がして
100gジャストサイズの小さな袋を手に取り、帰路につきました。
セブンイレブン冷凍フライドポテトのカロリーとあたため時間

▲アレルギーや栄養成分
▼あたため時間の目安

▲500Wで3分30秒、600Wで3分
つまり電子レンジが100ワット増えるごとに、30秒ずつ減らすことを示唆しています。
その理論でいくと我が家の電子レンジは1460Wなので『マイナス1分15秒』の計算になるのですが、どうしたら良いですか。
また、おなじようにワット数が高いレンジをお使いの方は普段どうしてますか?
▶︎てきとうにあたためる
▶︎そのままたべる
▶︎じくうをこえる
99%の人が「てきとうにあたためる」を選ぶと推測したので、群衆に習います。
ヤケドに注意!

※これ本当にヤケドに注意です!
1460Wのレンジで約1分。
「30秒ほど置いてから開封」と書いてあったのを軽く黙殺したせいで、熱々の蒸気の報いが返ってきました。
従わないとエライ目にあう…次もなんだか手順があるようだ…
「適量の塩をふりかけ、開封箇所を閉じながら袋を10回ほど振り混ぜて下さい」
承知しました。
「塩振り後、1分30秒〜2分ほど冷ましてから食べていただくとさらにおいしく召し上がれます。」
なるほど。蒸すのですね。
▼オープンザ袋

wow!!
見るからにホクホクのぽてぃとぉう!
レンジで簡単の冷凍食品も、わたしの手にかかると取り扱い注意品に変貌してしまったわけですが、ようやく食べられる瞬間を迎えました!
セブンイレブン冷凍フライドポテトの気になる味は?

いただきまーす!
…って、あれ??

立つのよクララ!立つのよポテト!
気合いだ!気合いだ!気合いだー!!
情熱的なエールを送り続けても、ポテトは萎れたまま、そのフニャフニャの佇まいを変えようとしません。
仕方ないわ。きっと、あなたの個性は「ホクホク感」にあるはず!
・・と思ったら、
しっとりとした食感が広がりました。
そうか。君はしっとり系だったんだ。

塩加減が足りなかったのか、ジャガイモの味に違和感を覚えたのか、
ケチャップで味付けてみると、なかなか美味しかった!
ジャガイモというよりは石焼き芋(サツマイモ)のようなしっとり系での食感で、
味はというと「じゃがいも風」だった。
物心つかない時から北海道産のジャガイモに慣れてきたせいか、味覚センサーが「これは…ポテト…風?」
と反応した。産地を見ると、ドイツだった。
輸出入の仕組みはよくわからないけど、「わざわざドイツから輸入したジャガイモを使ってるのか」と関心。
セブンの冷凍ポテトで味覚センサーから誤作動を起こした
元阪神タイガースの赤星さんが北海道遠征の時に「ジャガバター食べたいです。」と言っていたことも、
ニセコに来る外国人観光客がレストランで道産ジャガイモを使った「ポテトサラダ」をリピートして「Delicious!」と叫んでいた理由も、よくわかる。
北海道のジャガイモはめちゃくちゃ美味しいということに。
たとえば山口県在住の人が「関サバ」の味覚しか持たずに外国産の冷凍サバを食べたとして「これは…サバ…風?」と反応するのは何ら不思議ではなく、
伊勢海老しか食べたことのない人が伊勢海老の食感と味だと食べたら「ん?こういうエビもあるの?」と、味覚センサーが誤作動を起こすことも十分に考えられる。
ちなみに私は冷凍サバも甘えびも大好物だし、今回のセブンイレブン冷凍ポテトも完食した。
道産と海外産のジャガイモを比較して優劣をつけるのはナンセンスだけど、
北海道産のジャガイモって、めちゃくちゃ美味しかったんだ!!
それが改めてよくわかる経験となった。
LOVE北海道!
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